前提を変える

生きていると、本当にいろいろな事があります。ほんとに、どんだけだっていうくらい。

悲しんだり、落胆したり、迷ったりしながらも「受け止める」ことができる人と、「受け止められない人」がいます。

大きな違いは「前提」です。
大人になると、やることの8割は大概うまくいきません。起きることの7割は望んでもいなかったあまりよくない事です。
確率的には、そんなもんなんです。
やることの前提が「うまくいく」、
起きることの前提が「良いこと」もしくは
「何もよくないことが起こらない」で考えていると、そりゃ「私の人生なんでこんなことばっかり、最悪じゃん」と言う感情になってしまいます。

前提が、間違えています。
うまくいかない、望まないことばかり起きる、これが「生きている」の大前提です。

ディズニーの物語だって、主人公が「ああ、幸せなー、らららー」と最後に歌うまでは大概ぼろぼろなもんです。死にかけたり、食われかけたり、呪われたり。

全てが整って完全なる状態を生きてく前提に考えたら、そりゃ生きてるの辛くなるわ。
その状態を「幸せ」と仮定して、それを目指したら、まあ生きてて不満しかないな。
結婚なんか絶対したらいかん。

1人でさえ、いろいろあるのに、2人プラス増えた親族や、まして子供なんか、笑っちゃうくらいいろいろありますもんね。

うまくいかない、が前提、

だから、ちょっとしたことが喜べる。
仔細な事でも幸せを感じることができる。

間違えないでね、「どうせうまくいかないし、いいことないからな」とやさぐれたら、
何をやっても10割うまくいかないし、よくないことしかない人生になるよ。

一所懸命生きての確率。

だから、些細なことに喜んで、思いもしない恵みに感謝できる。

受け止めて、生きられる。

辛いなあと感じても、「へ、知ってたさ」
と顔上げられる。

そんなもんだから。

暑さ続く毎日、ご自愛下さいね。

                                   流水

渋谷のカウンセラー流水 「 こころの呪縛を解く1分話」

澱んだ不安、誰にも言わずに抱える闇、生きてく心細さ、自分が嫌い・・・あなたの心にいつしかかけられた「呪いと呪縛」を解くカウンセラー流水の一日一話。渋谷のカウンセリングサロン、カウンセリングメニューのご案内も

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