18年
18年前の今日、「ともだち」を見送りました。ひらがななのは初めて出会ったときは
「ともだち」の年齢だったから。
「ともだち」は何でもできました。
何でもできるから、負けるのが嫌いで、ひどくわがままで、ツンデレな気まぐれ屋で、
面倒くさいやつでした。
僕はあまり勝てることはありませんでした。
つまり、彼の配下になったのです。
同い年で僕を支配下に置いたのは、半世紀過ぎた今でも結局彼だけでした。
高校までずっと一緒。
その間にキャラ変した僕は、誰もが腫れ物扱いする暴れん坊になり、わがまま大王だった彼は優しい真面目な優等生になりました。
でも僕はずっと「◯◯ちゃん」と彼を呼び、
敬意を表したスタンスを崩さず、不思議な関係は親友でもなく、かと言って親友以外の表現がみつからない、「ともだち」でした。
お互い大人になり、なんとなく近況だけは知ってる程度にしか会えなくなった自分で精一杯の30半ばに、びっくりするくらい、それは唐突に、彼はいなくなっちゃいました。
結局最後まで勝ち逃げで、仕事でも勝てないまま、いなくなりました。
最後まで上から目線で、人に教えていなくなりました。
「ね、人はさ、死んじゃうよ」
それから20年、毎年新しく生き直せるのは、
むかつくけど、彼からの教え。
彼の名前は、よしざわえいじろうといいます。
大事な今日からまた再開した「心の呪縛を解く1分話」をよろしくお願いします。
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